たれ流し感想文

Twitterに書ききれない長文用

息の長いオタク

娘と近所に買い物に行ったら新しくできたおもちゃ屋さんにしれっとPS5が並んでたんです。アマゾンでずーっと抽選待ってたから気づいたら買ってました。

えぇ本当に何も考えてなくて、エコバックもそんなサイズ無いし有料のビニールすらサイズ合わなくて…お店としてどうなんですかねぇ。大きなぬいぐるみも置いてあるお店でしたが…

えぇ、そりゃもう、雨が降る中大きな箱を持って帰りました。買い物?もうそれどころじゃありませんよ。なるべく雨にかからないように斜めに傘を差して…家の前まで来たらもう手がしびれて来ちゃって。近所でよかったですよ。

でね、早速テレビに繋ごうと思ったら娘が映画を観るって言うんですよ。春休みから時間があれば映画を観てて、今クリストファーノーランにはまってて私が積録画してた「テネット」「ダンケルク」「ベイビードライバー」をざっと観て今日は「インセプション」観るんだって。なんでも某YouTuberさんお勧めの映画を片っ端から観てるみたいで。いえね、私が以前から「メメント」を勧めても見向きもしなかったのに、YouTuberの好みは追っかけるんだ…って肩すかしですよね。でもメメントの世界を共有できたので感謝しますよ。感謝感謝。シャンカシャンカ。

息子の誕生日がもうすぐなんですが、プレゼントじゃぁないんです…なのに…娘や息子どころか旦那まで「どんなゲームあるか調べよぅ」ってあたしのApexが最優先なんですけど?

でもねSwitchのアカウント移行出来ないんですよね?もう2年も続けてきたから愛着あるんですよ。ってかもう2年もやってるんですねぇ。

娘に「お母さんって本当息の長いオタクだね」って言われるんですけど、オタクってそんなもんじゃないんですか?息の短いオタクってそれ流行り追っかけてるだけでオタクじゃないでしょ。あぁでも今V最で若干盛り返して見えるけどバグ多いしまたプレイ人口激減するのかしら…。まぁ下手の横好きなんでなるべくチームに迷惑かけないようにプレイしていきたいですわ。

なんでこんな長文書いてるのかって?配線さわらないといけなくて現実逃避してるんです。でもそろそろスマホは置かないとね。ではこの辺で。

とまとんはゆっくり腰を上げ席を立つと夕飯の準備をしにいそいそとキッチンへと向かっていった。

さっさとPS5繋げても家事をしてる間に家族に先にさわられるのがいやなのである。

PSでApexが出来るのはいつになる事やら。

映画『魍魎の匣』見た

映画『魍魎の匣』見た。とにかく豪華。堤真一阿部寛椎名桔平と、1人でも十分主役級なのにわちゃわちゃ出てくる。若い頃のクドカンの無表情で不安定な雰囲気が不安感を誘う。大人計画花組芝居がゾロゾロ。新感線の右近さんがなかなかおいしい役どころ。谷村美月は昔から暗い雰囲気を纏える役者なのか。黒木瞳が無駄なほど美しい。

母が昔見に行って、悪趣味な映画って言ってた意味が分かった。少女をダルマにして箱に詰める犯罪を映像化するのどうなのかなぁ。当時ものすごく宣伝してて観に行きたかったけど行ってなくて良かった。台詞が難解だしストーリー追いきれず終了。

少女を襲うナイフの男(植本潤(当時))とそれをピストルで助けるクドカンのシーン。ピストルで撃ってるのに不意に凧の話やなんで眉毛無いの?とか座り込んで話し出してて、絶対この二人遊んでると思ったww

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』見た。
旦那がシリーズ好きなのでお付き合い視聴。
いまだに設定よくわからない。

吹き替え版がアニメと同じキャストで、よくやった!
難解さはアニメ程ではないかもしれないけど、設定解らないと理解できないのは一緒。
アニメで見たことあるシーンもいくつか再現していたけど、素子の過去の記憶が物語の芯でそこは創作か?
旦那はちょっと気に入らなかったようで5点(10点満点)

たけちゃんは相変わらずアウトレイジだった。
桃井かおりが出てたんだけど、吹き替えが本人ではなく桃井節が聞けなかったので、脳内で勝手に変換して楽しんでみた。

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』見た

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』見た。
2014年アカデミー賞、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞。

ヒーローものっぽいタイトルだけど演劇もの。落ちぶれた?元ヒーロー役者が再起をかけて舞台を作るがトラブルだらけのコミカルでシニカルな話。主人公が超能力使えたり幻聴?が聞こえたり謎設定。

プレビュー講演で本当の酒を飲み取り上げられると怒り狂う俳優や、俳優同士の緩い男女関係、何かにつけてお金がかかり苦労するプロデューサー、代役を呼ぼうとするが人気者は皆スーパーヒーロー映画に取られる状況。舞台の内容よりも低俗な噂を聴きたがるインタビュアー。有名な批評家の書いた批評一つで打ち切りかロングランか左右される現状。ついていけないWebの人気指標は再生回数で、しかもすぐに忘れられてしまう現実。

印象深いのは演劇批評家が静かに映画界を罵るシーン。
自分は役者だ!と主張する主人公に

「いいえあなたは有名人

あなたや映画人が大っ嫌い
特権意識が強く利己的で甘ったれ

ロクに芝居の勉強もせず未熟なままで
真の芸術に挑戦する。

アニメやポルノを作っては賞を譲り合い
週末の興収で作品評価?

ここは演劇界よ
脚本演出主演を努め自己満足に浸ろうなんて私が許さないわ。」

自分の評価を気にし過ぎていた主人公への一撃で、何かが解放され有り得ない世界観になるが、なんとなくハッピーエンド?なのか?
ちょっと最後は飲み込めず消化不良。
舞台の成功とともに主人公の心は解放されたのだろうか。

最近のハリウッドと言えばアメコミヒーローものな印象を持っていたが、演劇界的には苦々しく思っているのかな?

撮影はカメラが登場人物の後に付いていき、次々に人と場所を変えていく長回し。狭い劇場の裏側をクネクネ移動する感じはカメラを止めるなに似た印象。
唐突に始まるCG映像は驚き。

映画『彼らが本気で編むときは、』見た

映画『彼らが本気で編むときは、』見た。

母親が家出した小学生の女の子トモが、叔父さんの家に世話になる話。この叔父さんは、心が女性で性転換手術を済ませた恋人と同棲してる。
大柄で手も大きな元男性の彼女の胸を見る女の子に「Eカップよ。触ってみる?」と明るく言い、名前と身体は女になれた。と言いながら彼女は暇さえあればある物を編んでいる。

それは自分が無くした「チンコ」だと言う。108個編めたら燃やすのだ、自分の煩悩を燃やして女になる。のだと。


一緒に暮らすうちに世間の彼女への無意識な心無い仕打ちに多く遭遇する。痛い辛い思いをして切り取ったはずの物が彼女にまとわりついているのがわかる。普通の女性として暮らせない辛さ。


なぜごつい生田斗真がこの役だったのか疑問だったけど、どんなに女性らしい仕草をしてもすぐわかる大きい手が悩みに納得。

LGBTと聴くと派手なドラッグクイーンやテレビで活躍するオネエのイメージが強いけど、普通に暮らしたい人は普通でいたいだけなのだ。

最後、母親の元に帰った女の子に渡した物をこれからは編んでいくのだろうか。そのまま一緒には暮らせなかったのだろうか。

エンディングはいまいちすっきりしなかったけど、それが彼ら彼女らの現実なのかもしれない。


最近のLGBTの話題にモヤモヤしてたけど、おっさんずラブやこの映画を見て、なんとなくすっきりした。恋愛(だけに限らないけれど)人と関わると言うことは、内面に向き合い誠実に接していくことなのだと。

朗読劇「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」ライブ・ビューイング

スマホを落としただけなのに』の2作目『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の朗読劇ライビュみてきた!

原作読んでないし前作の映画も観てなかったので、wikiで人物名だけ頭に入れて行ったけどネタバレ知らなくて良かった!普通に面白かった。

土田玲央君《浦井役》、駒田さんの筋肉番組で見たことあったからイメージ違いすぎて驚いた。前髪垂らした奥から見える目がメイクのせいもあるけど本当怖かった。台本がいっぱいドッグイヤーになってて興味深かった。

伊東健人さん《男役》って映画の鈴木拡樹君の役かな?って思ってたけど途中でお前誰やねん!って何度か心の中で突っ込んだ。結局、拡樹君とは違う役。別日でやってた桐野役も見たかった。ちょっとキョロキョロ目配せしたりするのが動きが小さいのでライビュでわかりやすかった。
伊東さん1人だけ座り位置が違うので異様に画面にアップになるか引きで映るかだった。心臓に悪いw
あと、ライビュならではだけど急にスポット当たるシーンが二回ともワンテンポ遅れて映ってて、えっ?ってなった。
立ち上がるシーンめっちゃ格好良かったのに一瞬だった…。

ヒロイン田中あいみさん《美乃里役》が終始可愛かったんだけどお義母さん役は落ち着いた声でやっぱり役者さんだなって思った。でかい声で叫ぶシーンで隣の人がいちいちビクッと反応してて面白かった。

高木美佑さん《森岡役》はヒロインの職場の上司役だったけど女友達感が強かった。多分中年手前位の年齢設定なんだろうけど本人の若さがあふれてた。中盤の、ん?ってなるセリフは良かった。

主演の波多野渉さん《桐野役》は落ち着いた雰囲気で、でもなんだか怪しくて、ある目的のために秘密を持っていてヒロインにとってはちょっと不誠実な役だった。別の刑事の役になると低いごつめの雰囲気で映画版が原田泰造さんなのでなるほどと思った。
なぜそんなにモテるのかはしっくりこなかった。


終演後「スマホ落としてないやん」って思ってたら伊東さんがいきなりそれを言い出してた。こらこら。

玲央君は三回とも同じ役だったけどそれぞれ芝居を変えてたらしい。そゆこと言う?見たかったやん。
長ゼリフでどうしてもかんでしまう部分があって「涙目のガゼル」って言う(台詞ある)けど俺が涙目って言っててもう!ここはなぜ犯罪行為をするようになったか恍惚に浸って独白する部分なのにそうかかまないように必死で読んでたのかと逆にほっこりした。楽屋でずっと練習してたらしい。

波多野さんと高木さんのジャケットがお揃いみたいになっちゃったって言ってて、自前なのか?と思った。設定的には悪くないと思うんですよお揃い。意識してると言うか。ネタバレになるので書きにくい。

波多野さんがライビュが北海道から九州まで!って言ってるときにずっと左手北海道で右手九州をしていた玲央君が面白かった。役から離れたらかわいい。ちゃんと拾ってあげる波多野さん優しい。

挨拶で前に出てきた時に台本を席に置いてきたことにふと気づいて、波多野さんが喋ってる時にスッとフレームアウトして取りに行っちゃう伊東さんが伊東さん過ぎた。カメラが慌てて波多野さん1人に切り替わってたw

とりあえず今回は声優伊東健人さんの芝居を見たいと思ってライビュのチケットを取ったけど、出番的に土田玲央君に持ってかれた(心が)。伊東さんは役柄的にも警戒しながら見ちゃう役だったので心が許せなかったw


https://youtu.be/v93Eh8LUqWg

朗読劇「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」 http://rouacastage.com/